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資産重視経営と収益重視経営

ダイエー中内氏は著書「わが安売り哲学」の中で不動産業者と同じく、土地の 利用は無から有を生じさせる力を持つ。そして自らの力で地価を高めることができる、このことは獲得した収益を金利として支払いながら、その十倍の借入を可能にする事になると述べています。

当時のトレンドの中で、地価は確実に上昇するとの判断は適切であり行動力においては、出店先の土地を借金にて調達し地価上昇による含み益を担保にさらに出店するというスピード経営でダイエーは、急速出店と安売りを武器にわずか15年後の1972年に三越を売上高で抜き、小売業のトップに立ちました。

イトーヨーカ堂の伊藤氏は商人は不動産で儲けるのは邪道であり、利は商いでという基本観から十分な市場調査とコスト計算をして石橋を叩きながら出店します。

会社全体で利益を出すというのではなく店舗単位に初年度から単年度黒字を出すような出店を行い投資採算について計算されたキャッシュフロー経営を実践していました。

そして純利益でダイエーを抜き、三越を抜き小売業純利益日本一を達成しました。

期間損益はある一定期間に企業が生み出す価値を会計的にとらえたひとつの意見に過ぎず、本来の企業価値とは株主や債権者が提供した資金を使い、企業がいくらの現金を事業及び投資活動によって稼いだかを表すものであり企業価値を評価する基礎となるキャッシュフローとは一致しないのです。



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